イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第21章 番外編 ~薔薇の部屋①~ ※R18
初めて見る積極的なサラの様子に
ユーリの胸はとくとくと高鳴る。
(サラ……俺の為に…
こんなに顔を真っ赤にして……可愛い…)
全てのボタンを外し終えると
ユーリの引き締まった
美しい身体のラインが覗く。
サラはユーリをふわりと抱きしめると
そのまま
ぽふっ
と押し倒して
縛った両腕を頭の上に上げさせた。
(サラっ///)
そして、
そっとユーリの首筋を食むと
そのままゆっくりと唇を這わせて
胸元から、引き締まった腹筋を通り
下へと下りていった。
それは、
いつもユーリがサラにしている事だった。
愛しい人が
自分の為に一生懸命…
その愛らしい光景に
普段のサラからは想像できない、この状況に
ユーリは抗えなくなってしまって。
(……ちょっと…やばいかも…)
身体が
柔らかく滑るサラの唇に反応して
「んん…」
(あっ、声でちゃったっ///)
ユーリは思わず声を漏らし
頬をほんのり紅く染める。
ユーリの声に反応したサラは
(えーっと、これで合ってるのかな?///
良く分からないよ…)
不安に思い、視線を上げると…
白いシャツを肌蹴させ、
紅い紐で手首を縛られ
口を封じられた
あられもない姿のユーリが
気だるげに自分を見下ろしている。
(……っ…ユーリ、
なんだかいつも以上に色っぽい…///)
サラは少し首を傾げ
真っ赤な顔で遠慮がちに尋ねる。
「…気持ち…いい?」
サラの上目遣いの可愛らしい表情に
胸がぎゅっと甘く締め付けられて
ユーリは
中心が熱く滾ってくるのが分かった。