イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第21章 番外編 ~薔薇の部屋①~ ※R18
(えっ、どういう事!?なんで!?)
ユーリは目をぱちぱちさせて、
動揺を隠しきれない。
「やっぱりびっくりさせちゃったよね?
ごめんなさい」
サラは、ユーリの隣に腰を下ろすと
おずおずと口を開き
釈明を始めた。
「私ね、
どうしてもユーリに喜んでもらいたくて…
それで、色々考えてたら
ジルにばれちゃって…」
「……何が?」
「色々考えてる事が」
「………………」
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ジルは言う。
「なるほど。
それで貴女はユーリを喜ばせたいと」
「……はい」
「しかし、だからと言って、
レッスン中に呆けられては困ります」
ジルは呆れたようにサラを見下ろした。
「…ごめんなさい」
しゅんとするサラ。
ジルは溜息を吐き、
その美しい口の端を持ち上げると
「仕方ありませんね。
協力して差し上げましょう」
「え?」
「その問題が解決すれば、
貴女はレッスンに集中して下さるのでしょう?
これも教育係としての務めです」
「!!!!!
ありがとう、ジル!!」
サラは、ぱっと表情を明るくし、
目をキラキラ輝かせた。
「貴女に教えて差し上げましょう。
男の悦ばせ方を…」
ジルの顔が楽しそうに妖艶に綻んだ事に
サラは気付く由もなかった…。
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