第18章 溺愛　※R18

｢んん…っ｣


先ほどまでの愛撫で濡れそぼったそこは
すんなりとユーリを受け入れる。


(サラ様…やっと、本当に一つになれたんだね)


サラのそこは、熱く、優しく絡み付き、
ユーリは想像以上の幸福感に包まれる。


｢サラ様…｣


吐息交じりに、甘く優しく囁くと
ユーリはゆっくりと律動を始めた。


｢ああ…｣


ベッドが軋む音に混じって
サラの甘い甘い声が響く。


｢サラ様、
俺の可愛いサラ様…｣


これまでの時間を埋めるかのように
ユーリは何度も何度も
愛しい人の名前を呼んだ。
呼ぶたびに
更に愛しさが募っていくようで。


心も
身体も
幸福感を
噛み締めるように
優しく
優しく…


答えるように
サラも
何度も何度も
甘く震える声で呼ぶ。


｢ユーリ…ユーリぃ…｣


それはまるで媚薬の様に
ユーリの思考を奪っていく。


ユーリは誤魔化すように、くすっと笑って。


｢そんなに名前呼ばないでよ。
そんな事されたら、俺…
優しくしてあげられなくなっちゃう｣


サラは少し目を見開いてから
恥ずかし気に俯いた。


(いつからこんなに欲張りになったんだろう。
私しか知らないユーリを、もっと見たい…)


｢…無理だよ…｣


｢??｣


｢私だって、好きな人の名前…呼びたいもの｣


恥ずかしがり屋のサラが、
真っ赤になりながら精一杯想いを伝える。


(それって…)


サラの意図を悟ったユーリは
またくすっと笑って。


｢じゃあ、手加減しないよ?
どうなっても知らないからね｣


｢ユーリ…｣


サラの唇が、再び名前を紡ぐと
答えるように
ユーリはだんだんと律動を速めていって。