イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第18章 溺愛 ※R18
ユーリはそれから
何度か同じような事を続けて。
達したいのに達せない。
サラは翻弄され続けている。
また
ぴたりと指を止めて。
「可愛いなぁ、サラ様は。
そろそろ教えてよ?
俺にどうして欲しいの?」
またゆるゆると、指を動かす。
くちゅ……くちゅ……
「あ……」
意識が朦朧として
達したいという欲望に支配されてしまっているサラ。
とうとう…
「ユーリぃ、はぁはぁ…お願い……」
サラは陥落した。
ユーリはまた意地悪な笑みを浮かべる。
「ん?“だれ”に“何を”お願いなの?」
恥ずかしい……が…サラは口にする。
「ユーリに…ユーリの…っ…」
(本当に恥ずかしがり屋だよね。
そういうところも好きなんだけど)
なんと言っていいか分からず
言葉に詰まったサラは…
ずっと逸らしていた視線を
潤んだ瞳でゆらゆらと
必死に懇願するように
ユーリに送った。
「!!」
(うわっ、サラ様…なんて色っぽい目してるのっ///)
サラは
これまで見た事がない程
乱れ、
男を誘う色香が
その表情から滲み出ていた。
ユーリは堪らなくなる。
(もっと、乱したい…)
男としての本能が剥き出しになって。
ユーリは気だるげに笑むと、低く囁く。
「今回はそれで許してあげる。
いいよ、気持ち良くなって」
今までの余裕はどこへやら、
ユーリは
サラの中心に埋めたままの二本の指を
激しく、ばらばらと動かした。
ぐちゅぐちゅ…
淫らな水音が響く。
更に
蕾に舌を押し当て
ぴちゃぴちゃと
激しく弄んだ。
「ああっ、はっんっ、あんっ…」
ユーリから与えられる快感が
一気に押し寄せて
焦らされ過ぎて
限界に達していたサラは
抑える事も忘れて
淫らに、悲鳴にも似た声を上げた。
その様子を満足げに見上げながら
「…イッて?」
ユーリは
愛撫の合間に、低く甘く囁くと
一層激しく指と舌を動かした。
「あああああああっ」
サラはびくびくと身体を震わせて
美しく弧を描きながら
これまでに経験した事がない程の快楽の波に飲まれて
絶頂に達した。