イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第18章 溺愛 ※R18
ユーリは
サラの背後に回り込み
座ったまま
後ろからサラを
そっと抱きすくめる。
(あ………
後ろから抱きしめられるの
安心する…)
ユーリはサラの肩口に顔を埋めて
そっと吐息を零す。
サラの艶やかな髪が
甘く痺れるように香る。
(本当に、俺の腕の中にいるんだね)
しばしの沈黙のあと
ユーリが、にっこりとして耳元で囁く。
「これ、外していい?」
「えっ?」
見ると
いつの間にか
ユーリの華奢な手が
サラの夜着の
胸元にあるリボンにかかっている。
「そっ、それは……///」
「いや?」
ユーリの華奢な指が
胸元のリボンを、くるくると弄っている。
「えっ………い、いやじゃ…ない……けど…」
戸惑うサラ。
「じゃあ、良いんだね?」
(良いとは言ってないよっ///)
言い返す前に
ユーリはくすりと笑うと
するりと手早く、リボンを外し
その下のボタンに手をかけた。
「……っ///」
サラは恥ずかしさのあまり
視線を逸らす。
「ダメだよ、サラ様」
「え?」
ユーリの長い指が
不意にサラの顎を捕まえて。
「ちゃんと見てて?
俺の手が
サラ様を暴くところ。
サラ様が良いって言ったんだから」
サラは、耳まで真っ赤になり
ぱくぱくと唇を動かそうとするが
なんと言っていいか分からない。
ユーリは首を傾げ
普段からは想像もつかない程
妖艶に笑む。
(こんなに恥ずかしそうな顔して
本当に可愛い)
ユーリはサラの顎を引き、俯かせる。
ふるふる震えるサラの視線の先で
ユーリは片手で器用に
一つ……一つ……
確かめるように
ボタンを外していく。
少しずつ覗く白く滑らかな肌。
全てのボタンを外し終えると
ぱさり
ユーリの手が
肩から夜着を落とした。
露わになるサラの白い上半身。
「っ………」
(恥ずかしいっ///)
サラは慌てて
両手を胸の前できゅっと握って
胸の膨らみを隠した。
「ふふっ、とっても綺麗だよ、サラ様」