イケメン王宮◆ユーリ×プリンセスの物語【R18あり】
第18章 溺愛 ※R18
「……っ///」
「いいよ、見てて。
俺がどれだけサラ様を好きか
見せてあげる」
琥珀色の瞳が妖艶に光り
上目遣いにサラを射ぬく。
(私はユーリに、どきどきさせられっぱなしだよっ///)
口に含んだ指先を
ユーリの舌先がちろりと擽り
ゆっくりと優しく
キスを落としていく。
(ああ、サラ様…
どうしてこんなに愛おしいんだろう)
人指し指から
中指
指の股を通り
手のひら……
柔らかく熱い唇が、食みながら滑る。
(ただ、指に触れられているだけなのにっ///
こんなに、か……感じるものなの?///)
触れられた所が熱い。
なんだか恥ずかしいのに
ユーリが綺麗過ぎて
目を反らせない。
(サラ様、戸惑ってる。
可愛い)
ユーリは胸をきゅん…とさせながら、
さらにキスを落とし続ける。
華奢な手を一頻り愛でると
ユーリの唇は
手首を通って
腕を辿っていく。
唇は
優しくゆっくり食みながら…
指先は
触れるか触れないか
微妙な力加減で
サラの滑らかな腕をなぞる…。
サラは背中がぞくぞくとして
なんだか、たまらない感覚に陥る。
(ユーリの唇、熱い…
腕に触れられているだけなのに……
身体が…っ///)
サラは、自分の身体の変化に動揺し、
熱を逃がそうと
ユーリに気付かれないように
そっと息を吐く。
(はぁ…)
(ん?)
それを目敏く見つけたユーリは
口元を妖しく緩めて。
「どうかした?」
腕に唇を這わせたまま
わざと息を吹きかけるように
上目遣いで聞く。
「な、なんでもないよっ///」
「……そう?」
(我慢しちゃって。
可愛いっ)
ユーリはくすりと笑うと
再び腕を愛で始める。
「…っ」
サラの感覚はどんどん研ぎ澄まされて。
ゆっくりと時間をかけて
やっと両方の腕を愛で終わる頃には
熱に浮かされるように
息が上がってしまっていた。