第2章 別れとはじまり
結局、臣は点滴をすることになった。風がこじれて、肺炎になっていたらしい。
「はい。しばらくは入院みたいです。」
がんちゃんがマネージャーさんへ連絡をしていた。
私は、臣がいるベットのよこに座る。
相変わらず顔色がよくない けど、ゆっくり寝息を立てていた。
普段から病気には気を使っているのに、、、、
私は、苦しそうに歪める臣の顔を撫でた。
「名無し。。。」臣が私の手を掴む。
「ん?起きた?」
「ここどこ?」
「病院。肺炎だって。。しばらく入院。マネージャーさんにはがんちゃんが連絡してるから安心して寝て。誰か他に連絡する?」
「はーー。。やっちまった。」
「仕方ないよ。。普段から気をつけてるのは知ってるもん。忙しすぎるんだよ。これは、神様が休みなさいって言ってるんだと思うよ?」
「ありがと。。。」いつになくか細くそういうと少しわらった。
「ううん。がんちゃんがいてくれたから。。私は何にも。。」
そう言うと顔をまた歪ませた。
「。。。もう大丈夫だからお前ら帰っていいよ。」少し不機嫌そうにそっぽを向いて目を閉じる。
「そうはいかないよ。がんちゃんは仕事だし帰らせないと。。」
「俺らもう終わったじゃん。無理しなくていいって。」
「んー。そうだけど、このまま帰った方が後味悪くない?とにかく、まってて」
なんとかがんちゃんは先に帰らせて、とりあえず、マネージャーさんがくるまでは臣のそばにいることにした。
「。。。今何時?」
「んー。1時前かな?もういいから寝て。。?」
「俺さ、毎日がんちゃん家と、お前ん家の近くで車中泊してた。」
「え。。?」
「ショックだったから。お前がいなくなって。」
「。。。」
「それでこんな結果。かっこわりー。」
「バカ。。それでこんなになったなんて。自業自得じゃない。。」
「わかってる。バカだって。」
「臣らしくないよ。そんな事で無茶するなんて。」
「お前だからだろ。。?無茶したの。」
「臣が言ったんじゃない。終わりにしようって。どんなに喧嘩してもそんな事言ったことなかったのに。私がした事はコソコソしてたかもしれないけどそれが嫌なら仕方ないって思った。」
「ごめん。。。」
そう言うと彼は寝息を立てた。。
「。。。どうしたいの。。」私の頭は混乱していた。