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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第2章 もう一つの魔法の世界


「結婚だと…!?」

「そうでありましょう 姫への行為もそれが夫婦の契りであったとすれば姫の名誉は傷付かぬ
 七海連合の長たる貴方にならば…我が皇帝陛下も紅玉姫を差し出すでしょう」

「ちょっと待て、何を勝手にそんな馬鹿な話…!」

「いたしかたないか…」

「シンドリアが煌帝国と政略結婚など…!?」

「!?」


まさかの部下達が納得しちゃったパターン!?
シンドバッドも凄ぇ驚いてるし。


「迂闊に手を結びたくない相手だが、総攻撃か当座の友好関係かでは選択の余地もんなかろう…仕方ない
 王の失態と運命を共にするのも…臣下の務めですからね!」

「「「シンドバッド王、ご決断を!!」」」


臣下だったのか。
にしてもシンドバッド…イライラが溜まってきた…?


「あーーっ!! もう我慢ならん!
 話せばわかると思っていた俺がバカだった!
 ヤムライハ!! 頼む、お前の力で俺の無実を証明してくれ!」

「…本当にやってないんですね?」

「やってない」

「本当ですね? 私は本当にあった事しか皆に見せる事は出来ませんよ?」
 

シンドバッドは頷いた。
見せるって何を?


「じゃあ来てください、王よ 皇女様、貴女も」

「…?」

「貴女に見せてあげる 本当は何があったのか
 貴方のルフが語る、偽る事の出来ない真実を…私の魔法でね」


ヤムライハって人は片手ずつに水を出した。
それを見た夏黄文は激しく反応した…まさか…?


「い…いけませんっ姫君! そのような他国の怪しい魔法などにみだりにかけられては…姫君!」

「いいえ…私やるわ! 知りたいもの、本当に何が起こったのかを」


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