• テキストサイズ

闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第2章 もう一つの魔法の世界


数日後シンドバッドはシンドリアへ帰った。
更に数日後、俺と白龍はシンドリアへ行く為に煌帝国を発つ。

まぁぶっちゃけもう船に乗ってるんだけどな。
勿論服は今までの俺の普段着だ。

ただ、気になるのは…


「(ブツブツ)……」


何で紅玉もいるんだ?
しかも武器化魔装してるし…何か怖ぇ。


『な、なぁ…紅玉?』

「はい? 何でしょうか?」


これだよ。
俺が話しかけたら何事も無かったかの様にコロッと変わる。
二重人格かよ。


『いや、さ…何かあったのか?』

「何もありませんわよ?」

『そ、そうか…』


気になる…凄く気になる…!
俺が話かけなくなるとまたブツブツ呟き出した。


「(ブツブツ)……」


しかも周りに黒いオーラが見えるんだけど。
何かゴゴゴゴ…って効果音まで聞こえるし。


「…ス………ド……ス…」


滅竜魔導士の聴力で聞こうと思えば聞き取れるんだけど怖くて聞けない!
呪文か? 誰かを呪うのか?

この後俺は聞いとけば良かったと少し後悔することになる。


「シンドバッド…コロス…シンドバッド…コロス…!!

 私に…あんな事をしておいてェェ…!!」


…と呟いていた事を。


/ 510ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp