第2章 もう一つの魔法の世界
<<ほー、コレがお前の世界の魔法か!>>
『あぁ』
ところで…次へ繋がる道は何処だ?
と思ったら、今倒した奴がいきなり光りだした。
光は小さくなり、消えると扉が残された。
カオスの時みてぇだな。
っつーことはコレが宝物庫み繋がる扉か。
俺は迷わず扉を開いた。
中にはカオスの時の様に沢山の宝とジンがいた。
「主が迷宮を攻略した者だな」
『あぁ アギト・エリュシアンだ』
「よぉガイア!」
「! カオスか」
イヤリングが光ったかと思ったらカオスが出てきた。
知り合いっぽいな。
カオスは俺の代わりに異世界から来た事や元の世界に戻る手掛かりがないか聞いてくれた。
「…異世界というのはアルマ・トランとは違うのだな?」
「おー アースランドって世界らしい」
『アルマ・トラン?』
「既に滅んだもう一つの異世界だ
アースランドとは関係ねぇから心配すんな」
アルマ・トランといいアースランドといいエドラスといい…世界って本当に色々あるんだな。
「もしや…~~~」
「俺もそう思う ~~~で~~…」
…何か手掛かり見つかったのか?
「なぁアギト、光に包まれる前に何かなかったか?」
『んー…』
光に包まれる前…ナルガクルガを倒して"ジッパー"に仕舞おうとして…
( ―――王が来たれり )
そうだ!
『"王が来たれり"って声が何度も響いた』
「…アル・サーメンだな」
「間違いない」
『あるラーメン?』
「「(ガクッ)!!」」
腹減ったのか二人とも?
ってかジンって食べ物食えるのか?
「アル・サーメンだ!」
「お前をこの世界に送り込んだかもしれねぇ組織だよ!」
『あ、組織の名ま…』
…ん?
今何って言った?
俺を、送り込んだ…?