• テキストサイズ

闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第2章 もう一つの魔法の世界


『一重魔法陣・"影牽"(えいけん)!!』


取り敢えず奴の動きを封じねぇとな。
一重魔法陣・"影牽"。
これは相手の足元に一重の魔法陣を展開させ、そこから影が出て相手を束縛する魔法だ。
自分で暴れたくせに体力を消耗したのか、奴はあまり抵抗しなかった。

まぁ、好都合だけどな。


『これで終わりだ!』


俺は奴よりも高く飛び上がって両足に黒い炎の様な魔力を纏った。


『滅竜奥義・"邪炎螺旋撃"!!』


名前の通り、急降下しながら螺旋状に奴を蹴り付けた。
勿論ただ蹴り付けたワケじゃねぇぜ?
始めに"邪竜の飛爪"で亀裂を入れたところにクリーンヒットだ。

我ながらBrilliant move(ブリリアント・ムーブ)だと思う!
Brilliant moveってのもチェスの用語で素晴らしい手、絶妙手っつー意味だ。


『Checkmate!!』


モンスターと戦うの久し振りだから、コレ言うのも久し振りだな。


/ 510ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp