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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第2章 もう一つの魔法の世界


『あ、』


紅覇の部屋に行く途中の廊下でジュダルと会話してる紅覇を発見した。
二人も俺に気が付いたみたいだ。


「ようアギト!」

「アギト兄、炎兄と会えたぁ?」

『あぁ ありがとな』

「紅炎と何の話してたんだ?」

『あーそれだがな、迷宮攻略に行く事になった』

「そうなんだー ってか、今まで行かなかった方が不思議なんだけど」

『トラン語やこの世界の文字覚えたり元の世界に帰る方法を探したりしてたからな
 迷宮に行けば何かわかるかもしれねぇって紅炎が言ってさ、行ってみることにした』

「へー いつ行くんだ?」

『紅明は今出掛けてるから、紅玉と白龍に伝え次第行くぞ』

「「えぇええ!?」」


うん、驚くよな。
白瑛でさえ驚いたんだもんな。


「いきなり過ぎだろ!」

「そうだよアギト兄! 僕も行くぅ!」

「ずりぃぞ紅覇! なら俺だって行くぞ!」


凄ぇぞ紅炎…お前の予想通りだ。
特に紅覇はやっぱナツみてぇだ。
「俺もS級クエストに行きてぇ!!」って迫って来たナツを思い出すなぁ…。


『紅炎がダメだって言ってたぞ』

「「ぐっ…」」


紅炎の名前を出せば流石に黙ったか。


「俺説得しに行く!」


無理でした!


『ちょ、ジュダル!?』

「納得いかねぇ! 俺も一緒に行く!」

「でも炎兄の命令じゃあ…」

「しるか!」


子供かお前は!
紅覇の方が大人かよ。


『あーもー落ち着けって』

「離せアギト! 俺も付いていくんだ!」

『わかったわかった、帰ったら手に入れた金属器で戦ってやるからよ』

「……」

「ずるい僕もぉ!」

『わかったって』


ようやく納得してくれたか。
戦闘狂はこれが困るんだよな…ナツやグレイやエルザを思い出すぜ。


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