第1章 幼少期と日常
平和なマグノリアの街に、急いでギルドに向かう三人の子供が目撃された。
「早く急げよ!」
「お前がな!」
「喧嘩してる場合か! アギトが帰るまでにギルドに帰るんだ!」
「「お、おう!」」
そう…ナツ、グレイ、エルザの姿が。
アギトが帰る前に自分達が帰らなければならないからだ。
自分達がギルドにいないと不自然に思うだろうと考えていた。
因に三人はアギトを見張っていたのがバレてないと思っている。
『…バレてんだけどなー…』
遠く離れた後ろにのんびりと歩いてギルドに帰ってるアギトがいた。
ゆっくりしたいワケではないが、急ぐ理由も無いしな。
つーかもし俺の方が先だったとしても「三人で仕事に言ってた」とかさ、色々言い訳出来るだろうに…。
まぁ…知らないフリするけどさ。