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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第1章 幼少期と日常


昨晩は感謝を込めて宴会が開かれた。
そして今日…アギトがギルドに帰る為、村のみんなが見送りに集まってくれた。

報酬はアオアシラ15匹討伐で750,000J。
シムルグ討伐の追加報酬で1,000,000J。
合計1,750,000Jとなった。


「本当にありがとうございました! これで安心して暮らせます」

「ありがとうごさいました!」


村長、ユウカと頭を下げ、村のみんなもアギトに頭を下げた。
子供達も「お兄ちゃんありがとー!」と手を振っている。


『俺の方こそお世話になりました 昨晩も楽しかったです そうだ、』


アギトは自分の横の足元に大きな魔法陣を展開した。


『換装!』


すると、魔法陣から槍や弓、刀や小刀が現れた。
武器は赤い羽根の装飾が施され、見た目も綺麗だった。


「こ、これは…」

『昨日のシムルグの素材を使って武器を造りました
 槍はシムルグの爪、弓と刀と小刀は骨、装飾は羽根を使いました
 シムルグの爪や骨は下手な金属よりも丈夫ですからね
 討伐した時に村長が"武器が殆ど残ってない"と言ってたのを思い出したんです
 よかったら受け取ってください』

「まさか…昨日からコレを作ってくださってたのですか…?」

『はい、俺の感謝の気持ちです』

「っ、何から何まで…ありがとうございます!」

『頑張ってくださいね では、俺はこれで』


みんなに頭を下げ、村を下後にした。
木と木を、岩と岩を飛び越えて行ったその姿を、村のみんなはアギトが見えなくなるまで見送っていた。


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