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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第1章 幼少期と日常


「アオアシラの死骸が?」


ユクモ村に帰ったアギトは先ず村長を呼んで話していた。
食事が用意されていたので食べながら話した。


『山を三つ超え四つ目を下りる最中でした
 アオアシラを倒したであろう何かはもうその場にいませんでした』

「むう…」

『やられたアオアシラの傷を見て、鋭い爪を持ったモンスターがあの付近に住み着いたのだと思います 何か心当たりはありませんか?』

「いいえ この辺りは平凡な土地で、モンスターと言ってもアオアシラくらいしか思い当たりませんね…」

『そうですか…』

「そのモンスターとアオアシラに何か関係が?」

『あくまで俺の推測ですけどね そのモンスターが山奥に住み着いたせいでアオアシラの居場所が無くなったのではないかと思うんです
 居場所を追われたアオアシラが行き着いた先がこの村の付近ってことだと考えてます』

「なら、そのモンスターが討伐されれば…!」

『アオアシラは山奥に戻ると思います』

「…しかし、アオアシラが恐れる程のモンスターがあの山付近にいるという事になりますよね…」

『はい アオアシラの討伐を中断し、明日からはあの山を捜索しようと思います』

「もしもそのモンスターがこの村がに来れば元も子もありません…どうかお願いします」


村長との話し合いを終了し、アギトは貸してもらっている部屋に帰った。



布団に入ったアギトは今までの整理をしていた。


謎のモンスターが現れ、アオアシラは居場所を失った。
そのせいでヨクモ村の近くに逃げてきたんだ。
食料はヨクモ村の人達が使うからアオアシラの食料が無い。
遂にアオアシラは村を襲ったんだろうな…。



…決めた、明日そいつを討伐してやる。
ぶっちゃけアオアシラじゃ準備運動くらいにしかならないし。


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