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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第2章 もう一つの魔法の世界


指をクイクイッと折って挑発した。
奴が突進してきて俺が躱す、その繰り返しだ。
攻撃パターンはアースランドと一緒か。
主な攻撃は突進か二つの大きな牙、これさえ注意しておけば楽勝だ。


『どうした猪野郎! そんなノロマな突進じゃあ止まって見えるぜ』


怒ったドスファンゴは更に突進してくる。
もうコレ剣闘じゃなくてただの闘牛じゃね?
俺はジャンプで躱したが、更にドスファンゴが俺の着地点に目掛けて突進してきた。


『だーかーらー、俺には止まって見えるんだっつーの』


俺もドスファンゴに向かって走った。
だがすぐに足元へ入り込み、


『吹っ飛びやがれぇえええ!!』


腹を思いっきり蹴り上げた。
そしたらデッケェ巨体が5mくらい飛んだ。
俺はその更に上まで飛び上がった。


『うおおぉおおおりゃああああああ!!』


魔力なし、"邪竜の螺旋撃"なんってな。
字のまんま、足に魔力を纏わずに"邪竜の螺旋撃"みたいに螺旋状に地面に蹴った。
背骨が折れたのかゴキッて音がしたな。


『Checkmate(チェックメイト)!!』


ドスファンゴが落下した瞬間凄い音がしたけど気にしない事にした。
闘技場の地面に亀裂が入ったが気にしない事にした。


 「し、勝者…"ヤンバラ"剣闘一座の新鋭アギトー!!」

『(…勝ったはいいけど…)』


うん…弁償、しなくていいよな…?

とにかく、どの世界でも金は必用だと実感しました…。


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