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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第2章 もう一つの魔法の世界


「おい、聞いてるのか」

『あ、悪い 聞いてなかった』

「だから、おまえ、紹介状持ってない あやしヤツ」

『しょーかいじょー?』


つまり、知り合いに何か書類を提出してもらわねぇといけねぇのか。
って俺此処に知り合いいねぇし…。


「それにおまえ、武器持ってない 手ぶら、あやしい」

『武器ならあるぞ 換装!』

「!?」


俺は黒姫を換装した。
そしたら凄くビビられた。
そうだった、この世界には換装魔法がねぇんだった。


「お、おまえ…何者!? お師匠! お師匠ーー!!」


女は養成所に入ってしまった。
えー…俺どうしたらいいんだ?


「アギトさん!! アギトさーん!!」


『…ん?』


気のせいかな、アリババくんみたいな声がしたような…


「上です上! こっち!」

『上…アリババくん!?』


上のベランダみたいなところからアリババくんが手を振ってた。
待て待て、何でアリババくんんが此処にいるんだ!?
てか建物の中って事は剣闘士になったってことか!?
アリババくんは建物の中へ入ったかと思ったら門へ出てきた。
後ろにはさっきの女と老人も一緒にいる。
この老人がお師匠か?


「お師匠! コイツ、変! 見たことない魔法!」

『変って…』


それは流石にグサッと来たぞ。


「お久し振りですアギトさん! でもどうして此処に?」

『久し振りだなアリババくん 俺は旅をしてたんだ』

「旅…あ、例の情報のですか?」

『そうそう』


察しがいい子で助かったよ。


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