第2章 もう一つの魔法の世界
『いっただきまーす』
吹かれた炎は俺が食った。
ナツの滅竜魔法を覚えている俺に炎は効かねぇよ!
…マグマはわかんねぇけど。
『ごちそーさまでした』
<<これもアースランドの魔法か>>
<<炎を食う奴初めて見た!>>
『(だろーな)』
ウロコ野郎も自分の炎を食われるなんて思わなかったんだろうな。
凄ぇキョドってる。
『換装・"黒風の大鎌"!!』
刃だけで俺の身長と同じくらいの大きい鎌を換装した。
これ換装するの久し振りだなぁ。
だってよぉ…
『汝の鮮血赤き花の如く風の刃に舞え "風花乱舞"!!』
刃に魔力を込め、縦に横に斜めに、ランダムに俺は鎌を振るった。
すると刃から風の斬撃が幾つも放たれる。
ウロコ野郎は簡単に斬り裂かれていった。
コレ使ったらすぐ終わっちまうんだもんなー。
にしても、マグマが耐えれても風の刃は耐えられなかったみてぇだな。
『血が花弁の様に舞う…ってな』
<<アギトかっけー!>>
<<…主も戦闘狂なのか>>
『俺はちゃんと時・場所・場合を考えてるから違う』