第5章 此に病める者あり
奥村君
「⁉︎」
勝呂君
「〜〜〜‼︎…だいたい俺は、お前気に食わへんねや!人の夢を笑うな‼︎」
神木さん
「ああ…あの『サタンを倒す』ってやつ?…はッ、あんな冗談、笑う以外にどうしろってのよ!」
勝呂君
「じゃあ、何やお前は…何が目的で、祓魔師なりたいんや…あ?言うてみ‼︎」
神木さん
「目的…?…………あたしは、他人に目的を話した事は無いの!あんたみたいな目立ちたがりと違ってね…!」
勝呂君
「この………」
勝呂君が神木さんの胸倉を掴み、神木さんが勝呂君に向かって手を上げた。
僕
「ストップ」
僕は、左手でその手を掴んで止め、右手で勝呂君の腕を掴んだ。
神木さん
「!」
僕
「周りの迷惑考えろって、何回言わせる気だ‼︎あと、やるなら口喧嘩で済ませろ‼︎」
「はい!そこまで!」
いつの間にか、教室に奥村先生が居た。
奥村先生
「良い加減にしてくれませんか…」
青筋立てて…怒ってらっしゃる様子。