第4章 友千鳥
気付いた時には、もう遅くて…
神木さんと朴さん以外の皆に、ニット帽被ってない頭を見られてしまった。
奥村先生
「玻璃君…?」
僕
「…はい」
勝呂君
「えええ、なんやその頭‼︎」
志摩君
「まるで女の子やん‼︎」
まるでって…
僕
「僕、一応女なんだけど…」
全
「⁉︎」
あー、やっぱり勘違いされてたんだ。
まぁ、別に気にしてなかったけどさ。
僕
「その話は後にして、取り敢えず朴さんを運びませんか?」
奥村先生
「そ、そうですね…」
奥村先生まで驚いてる様子。
先生は、登録書で性別知ってるんじゃなかったのかな?