第4章 友千鳥
全
「!」
無事に召喚出来た。
ネイガウス先生
「雪男(スノーマン)の幼生か…手際も優良だな、玻璃碧」
僕
「どうも」
雪男は、土塊に雪が付着した状態のこと。
僕
「久しぶり…アル」
アル
「ーー♪」
この雪男の幼生…アルは、僕が幼い頃から使役してる悪魔だ。
ネイガウス先生
「今年は、手騎士候補が豊作なようだな。悪魔を操って戦う手騎士は、祓魔師の中でも数が少なく貴重な存在だ」
誰でも天性の才能を持ってる訳じゃない、って事だ。
ネイガウス先生
「まず悪魔は、自分より弱い者には決して従わない。特に“自信”を失くした者には逆に襲いかかる。
さっきも言ったが、使い魔は魔法円が破綻すれば任を解かれ消えるので…もし危険を感じたら、〝紙〟で呼んだ場合、紙を破くと良いだろう」
杜山さん
「私、あなたを消したくないな…ニーちゃんって呼んでも良い?」
ニーちゃん
「ニー!」
杜山
(…あ、ニーちゃんと玻璃君の使い魔…少し似てる)