• テキストサイズ

【青の祓魔師】悪魔を射る氷

第3章 祟り寺の仔


〜勝呂竜士 side〜



「下らないってなんや!」


玻璃の言う通り、周りに迷惑かけたんは反省すべき事やと思う…


けど、下らない言われる筋合いはないやろ!


玻璃
「下らないは下らないだよ。2人共、『人を見かけで判断するな』って言葉を学ぶべきだ」



「!」


見かけで判断て…俺は、奥村の授業態度で…


玻璃
「トサカとピアスって見た目、不真面目な授業態度、どちらもただの第一印象でしかないだろ」


た……確かに、そうや…


玻璃
「端からは同族嫌悪にしか見えない下らなさを、しっかりと理解しろ」


玻璃が、真っ直ぐ俺の顔を指差す。


玻璃
「死んでたかもしれない、と…ちゃんと理解しろ」


そう言うと玻璃は、踵を返して蝦蟇の元へ向かい檻へ誘導し始めた。


玻璃の言う事は、全部的を射とった…


言葉で大敗したんは、初めてや。


/ 128ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp