第3章 祟り寺の仔
勝呂君
「正十字学園て、もっと意識の高い人らが集まる、神聖な学び舎や思とったのに……!生徒も生徒やしなあ!」
勝呂君が、奥村君を睨む。
奥村君
「…なんだよ、さっきからうるせーな。なんで、俺が意識低いって判んだよ…!」
勝呂君
「授業態度で判るわ‼︎」
志摩君
「また始まったわ…」
また煩くなりそうだ…
勝呂君
(どうせ、特別待遇の金持ちのボンボンかなんかやろ…!)
志摩君
「坊、大人気無いですよ」
三輪君
「止めたってください、坊」
勝呂君
「やかましいわ、お前ら!黙っとけ!」
僕
「やかましいのは、勝呂君の方だと思うけど」
勝呂君
「手前も黙っとれ!」
イラついてるな〜。
勝呂君
「そうや…!そんなら、お前が意識高いて証明して見せろや‼︎」
奥村君
「は⁉︎」