第2章 ヨハン・ファウスト邸
メフィストは、碧の唇の隙間から…舌を差し入れた。
碧
「!…んん‼︎」
咄嗟に顔を逸らそうとする碧の顎を掴み、固定する。
必死に逃げる舌を捕らえ、絡めた。
何度も角度を変え、深く…長く…
碧の口腔を味わった。
長い口付けが終わり、顔を離したメフィスト。
直後、碧からアッパーが飛んできた。
メフィストは、壁にぶつかる前に、体を捻り華麗に着地する。
メフィスト
「いきなり酷いですね」
碧
「////こ…こっちのセリフだ‼︎」
メフィスト
「おや、お気に召しませんでしたか?」
碧は、木刀を手にメフィストに襲いかかった。
いつ取り出したのか、傘で応戦するメフィスト。