第2章 ヨハン・ファウスト邸
碧
「なんで、僕の部屋に入って来たんですか⁉︎」
メフィスト
「眠るつもりは無かったのですが、碧の寝顔の観賞中に眠気が襲ってきまして」
碧
「(寝顔鑑賞⁉︎)…寝巻き着込んでですか?」
メフィスト
「私は一瞬で着替えられますから☆」
碧は、反省の意思を微塵も感じられないメフィストの顔を見て、盛大な溜息を吐いた。
碧
「…もう良いんで、出てってもらえますか?」
メフィスト
「何故です?」
碧
「(は?)いや、逆に何でここに留まるんです?理由無いですよね?」
メフィスト
「………」
するとメフィストは、徐に碧の腕を引くと、ベットに倒れ込ませた。
そして、その上に覆い被さる。
碧
「⁉︎」
メフィスト
「折角のシチュエーションなので…」
碧
「はい…?」