第6章 おもひで
少年の氷像のような姿の悪魔、氷精(フロスティ)がこの部屋の温度をグングン下げてく。
フェレス卿
「な、氷精…⁉︎碧、これは…ックシュッ‼︎」
僕
「今直ぐ僕の部屋から出てって下さい」
じゃなきゃ凍え死なせるぞ。
フェレス卿
「ハァ…仕方ないですね。では続きはまた今度という事で」
僕
「無えよ‼︎さっさと出てけ‼︎」
フェレス卿は、やれやれと肩を落としながら僕の部屋から出て行った。
僕
「ったく…」
起き上がった僕は、ベッドから降りると窓を開けてベランダに出た。
氷精を消して、部屋の冷気を外に逃す。
僕
「……ん?」
外の景色を眺めてた僕は、学園のある方向を見て目を細めた。
何か光ってる……青い色の…
僕
「炎…⁉︎」
僕は、ベランダから外に飛び出した。