第1章 学園と塾
僕
「だから…僕がやったのは、凄いと思われるような事じゃないよ」
小鬼(ホブゴブリン)程度に、誰だってあれぐらい出来て不思議じゃない。
志摩君
「それより俺は、なんで木刀持ち歩いてはるんかの方が気になるんやけど…」
僕
「ただの護身用」
あ…
僕
「教室の音が止んだ」
勝呂君
「ほんまや」
勝呂君が、教室の扉をノックした。
勝呂君
「先生ー!大丈夫ですかーー?」
奥村先生
「大丈夫です。…教室以外は」
…何があった。
奥村先生が、教室から出て来た。
奥村先生
「すみませんでした、皆さん。別の教室で授業再開します。奥村君も!」
奥村君
「…はーい、先生!」
二人の話合いも、終わったのかな?