第1章 学園と塾
トサカ
「お前は、何で屋内でニット被っとんのや?」
僕
「被ってたいから」
髪の所為で目立ちたくないし。
僕
「それより…トサカと坊主頭は、何て名前?」
トサカ
「Σトサカて…勝呂竜士や。しっかり覚えとけ!」
勝呂君は、目つき鋭いしガタイも良い…けど、思ったより不良じゃないっぽい。
坊主
「(坊主頭…)…僕は、三輪子猫丸いいます」
三輪君は、身長が低めで物腰柔らかい…雰囲気的に癒し系(?)な人だ。
僕
「よろしく」
三輪君
「玻璃君は、さっき木刀で悪魔叩いてはりましたよね」
勝呂君
「そうなんか?」
三輪君
「はい。あんな急な状況で凄いな、思いまして」
別に倒した訳じゃないし、大した事ないと思うけど…
僕
「鬼(ゴブリン)族は、鼠や土竜に憑依する悪魔で…王や女王を中心とした群(コロニー)を築いている事が多いけど、個々は所謂雑魚だから、簡単に祓える悪魔なんだよ。…多分、直ぐ授業で習うと思う」
勝呂君
「おん、図鑑にもそう載っとったわ」