第6章 おもひで
フェレス卿
「碧〜♡」
僕
「ぬあっ」
フェレス卿から頬擦りされて、思わず間抜けな声が出た。
ヒゲが当たって地味に痛い。
僕
「離れろ〜‼︎」
フェレス卿
「そんなに嫌がらなくても…」
…なんか、小学生の頃を思い出す…
中学上がってから減ってたけど、それより前は今みたいにベタベタされてたな…
僕
「悪魔に触られたくない、って言いましたよね⁉︎」
フェレス卿
「今更でしょう。一緒にお風呂入った事も…」
僕
「何年前の話してるんですか‼︎」
思い出してニヤけるなロリコン‼︎
僕
「しかも、あの時は、フェレス卿が無理矢理押し入って来たんじゃないですか!」
フェレス卿
「あの時の碧の慌てる姿は、本当に愛らしかったですよ」
僕は、フェレス卿の顔面に拳を打ち込んだ。