第6章 おもひで
点滴が終わった後、僕達は解散された。
勝呂君達や神木さん、宝君、山田君は学園の寮に、奥村君は旧男子寮に、しえみちゃんは自分の家に、僕は…住んでるから当たり前だけど、ファウスト邸に。
翌日はずーっと寝てた…疲労とか疲労とかで。
で、夜んなってご飯食べた後…
フェレス卿
「碧…ずっと会う事ができず、寂しかったですよ」
碧
「一日二日で何言ってんですか」
ググググッ
碧
「てか、いい加減放して下さい‼︎」
自分の部屋に戻った途端、フェレス卿が抱き着いて来た。
眼前に迫る顔を、僕は全力で押し返す。
碧
「ぐっ…うううぅ」
ヤバい腕死ぬ!
フェレス卿
「♪」
フェレス卿は余裕そうに笑ってる。
この馬鹿力めぇぇ‼︎