第1章 学園と塾
訛りがあるって事は、地元の人ではないのかな。
トサカ
「俺になんか用か?」
僕
「別に…ただ、他の訓練生の観察してただけ」
トサカ
「Σは⁉︎観察⁉︎」
ピンク
「なんや、えらい変わった人ですね」
ピンク頭男子が、ニコニコしながら話し掛けてきた。
この人も訛ってる…京都かな?
僕
「貴方だって変わってるじゃんか、ピンク頭君」
僕は、彼の頭を指差した。
ピンク
「ハハハ、それもそうか」
軽そうな人だ。
そう思っていると、ピンクが右手を差し出して来た。
ピンク
「志摩廉造です〜。よろしゅうな」
僕
「…態々どーも。僕は、玻璃碧。こちらこそよろしく」
僕は、志摩君と握手をした。