• テキストサイズ

【うたプリ】足し算恋愛事情

第1章 お姫様にはまだ早い


「これが……私?」


 今まで見たことのないような、本当に自分? とさえ疑ったしまうような、知らない私がそこには映っていた。


「ねぇ、天音。僕のペアになってくれない?」
「ん?」


 ようやく喧騒の中で聞こえた声に、少しだけ疑問が生まれた。


「あれ、シャイニング事務所のアイドル美風藍よ!!!」
「きゃあああ藍くんだ!!」
「でもなんで女の子といるの?」
「藍くぅうううん!!」


 シャイニング事務所? アイドル? 疑問を投げかけるように、彼に視線を映せば彼は違う意味で眩しい笑顔を向けてきた。あれ? なんだろう……今まで以上の嫌な予感がする。






「シャイニング事務所主催のイベント、うたのプリンセス様に僕のパートナーとして出てよ。天音」
「は……?」


 よくわからないけど、波乱の予感です。
/ 202ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp