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【うたプリ】足し算恋愛事情

第20章 白銀の願い



 藍くんの手が、私の手を握る。ほら、この一瞬が嬉しくて伝わる体温が嬉しくて、自然と彼に微笑み掛ければ、藍くんは目を逸らして小さく「馬鹿っ」と呟いた気がした。


「天音の手は、僕と違って暖かくて心地いい」

「……えへへ」

「何嬉しそうにしてるの? むかつくんだけど」

「わっ、頭わしゃわしゃしないで下さい!!」


 もしサンタさんに一つだけ、プレゼントを貰えるのなら、この人とずっと一緒にいられる未来へのチケットが欲しい。

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