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【うたプリ】足し算恋愛事情

第18章 Winter編 B



 綺麗な洋服、まだ慣れないメイク、雑誌で必死に勉強したお洒落の数々。そのどれもが、今は未知のものではなく、私の手の中にあるということ。


「ありがとう。私は、藍くんと出会えて、本当に……幸せだった」


 まるでさよならの代わりにするように。小さく、願いを込めて。


 私は、やっと口にするのだった。





「私は、藍くんのことが


 好きです」




 もう会えなくなるとしても、この時間が終わってしまっても。

 それでもこの想いを、止める術を知らない。

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