第4章 *モデル・黄瀬涼太*
*黄瀬side*
今の……オレのハートに更に傷増やしたっスよーもう……。
手強いなぁ。他の子ならオレってだけで喜んで首縦に振るのに。
まあそういうトコが好きなんスけど。
「大丈夫っスよ。とっくに痛みはないっスから」
「ほ、本当…?腫れたりしないかな……」
「心配、してくれてるんスか?自分がやったのに」
「ごめん……なさい……」
「あぁっ!そう落ち込まないで!冗談っスよ!」
「う、うん……」
てかこうしてシュンとしてる姿も可愛いって思うとか……オレ相当重症っスわ。
もう……今すぐ抱きしめて(いつもやってる)、
キスしたいっス……。