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進学校の落ちこぼれ女子

第10章 ずっとずっと


彼が身体をそっと離して、彼のものを抜く。

そして私のそこもティッシュでふきふきしてくれる。

すごく恥ずかしいけど、されるままにされる。

「血が付いてる…。痛かった? ごめんね…」

彼が心配そうに言ってくれる。

「ううん。そんなに。大丈夫だよ」

私は答える。

「本当? 今は? 痛くない?」

「んー…ちょっとだけひりひりする」

「そっか。じゃあ休憩しよう」

彼が腕枕をしてくれる。

私は彼の腕に頭を乗せて、彼の身体にぎゅっと抱きつく。

えへ。うれしい。

彼が私の髪を優しく撫でる。

私は彼の顔を見上げる。

なんかにやけちゃう。

彼もなんかちょっと恥ずかしそうに微笑む。

「えへ。しちゃったね」

なんか恥ずかしいのに耐えられなくて私はしゃべる。

「うん…ふふ…」

彼も恥ずかしそうに頷く。

「ねぇさやかちゃん」

「うん?」

「好きだよ…」

「えへ…」

なんかすごい恥ずかしくてたまらない。

私は彼の胸に顔をうずめて隠れる。

「さやかちゃんは?」

「えー?」

「さやかちゃんも言って?」

「…恥ずかしい」

「言ってよ…お願い」

「んー…」

私はそっと顔を上げて、彼の顔を盗み見る。

「好き…祐樹…」

「あぁ…さやかちゃん…」

彼がガバッと身体を起こして、私の唇にキスする。
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