第17章 俺がしたいこと
「ん…? どうしたの? さやかちゃん」
彼が下から優しく声をかける。
「あっ…はぁっ…わたし…あんっ…」
ああん、だめ。
きちゃう。きちゃうよぉ…
ちょっと目を開ける。
彼が私の顔をじっと見てる。
恥ずかしい…!
でも…もっ…だめ!
「いく…」
身体全体がぶるぶるって震える。
「あっ…! はぁっ…あんっ…あんっ…はぁっ…はぁっ…はぁっ…」
腰も上下か…前後か…よくわかんないけど、小刻みに動いて…
自分の気持ちいいとこにガンガン突いて…
勝手にいっちゃった…
ほぼ、いれただけで…
そのままの姿勢で息を整えるけど、しびれた私の中で、
彼のものがいっぱいで…
身体中がじんじんしてる…
彼が下から手を伸ばして、私の髪をそっと撫でる。
あっ…
ゾクゾクする…
「いっちゃったの? いれただけで」
彼が私に尋ねる。
うぅ恥ずかしい…
「うん…」
私は目を閉じたまま頷く。
「可愛いね。抱っこしてあげる。こっちにおいで」
そっと目を開けると、祐樹が優しく微笑んでる。
あん祐樹…抱っこ…
私はシーツに手をついて、上半身をゆっくり下げる。
あ…
「う…身体下げると…角度…。角度がぁ…。やばい…。ムリ…」
「角度…」
「はぁっ…はぁはぁ…」
角度が変わって違うとこにあたってやばい気がするの。
よくわかんないけど…
「うん。大丈夫。おいで。ほら」
彼が私の背中に手をまわす。