• テキストサイズ

〜虹村 修造のお話〜

第3章 -ライバル-


「おう!虹村、元気そうだな。」


「はい。平澤さんも。」


「平澤くん!おしゃべりしてないで、
皆に配るー。ほら、早くっ‼︎」


ひかりさん…相変わらずだな。
平澤さん、使うなんて…。
他の人じゃぜってぇ無理…。


「さっき言ってた差し入れっすか?
残ってる奴らに取りに来させますよ。」


俺は、残ってる奴らを呼んで、
差し入れを配らせた。


差し入れはシュークリームだった。


「練習後に甘すぎるかなぁって
心配だったんだけど、
うちのお店のシュークリーム、
けっこう美味しいから、
皆にも食べてほしくて♪」


ひかりさんは高校に入ってから、
駅前のケーキ屋でバイトしてるらしい。
駅前っていつも通るじゃねーか。


ぜんぜん知らなかった…。


ま、ケーキ屋なんて行かねぇけど…



「やったー‼︎いっただっきまーす。」


「ムッくん、取りすぎー」


紫原が一番に食いつき、
他の奴らも騒ぎながらも、
うまそうに食ってる。


/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp