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〜虹村 修造のお話〜

第17章 -初対面①-


「あら?お友だち?」


お袋はひかりをチラリと見てから
オレに尋ねた。


”お友だち”という言い方をしたが、
からかう準備万端というか…
そんな目をしている気がする。


さっきの医者と同じような…。



くそっ‼︎




こっちは心の準備できてねぇぞ。
なんで今日はこんなんばっかなんだ?



でも、言うしかねぇ。


「実は…」


「お兄ちゃんのかのじょでしょ?」



…⁈⁈笑未っ⁈




「「……⁈あははっ。」」


笑未のことばに、ひかりとお袋は
顔を見合わせて大爆笑していた。


「笑未、どうしてわかったの?
彼女ってことばもよく知ってたわね〜。
笑未に先に言われるなんて、
お兄ちゃん、ダメね〜(笑)」


「幼稚園の体操の先生、
かのじょにフラれちゃったの。
お兄ちゃんはかっこいいから、
かのじょにフラれないもん!」


幼稚園の先生が園児にそんな話すんな!
最後のはかわいいけど…。


「あっ。露木ひかりです。
修造くんと同じバスケ部で
マネージャーをしていました。
今は…修造くんと
お付き合いさせていただいてます。
ご挨拶が遅くなってしまって、
すみません。」


オレが混乱していると、
ひかりはお袋に挨拶をしていた。

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