第15章 -試食会-
「さすがですね、ひかりさん。」
そんな中、突然赤司が
オレに向かって話し掛けてきた。
「あ?…あぁ。」
「先週、大丈夫でしたか?
用事もあったので、
部室の鍵をひかりさんに
預けてしまったのですが。」
「あぁん?おめぇ、大丈夫じゃねーよ。
あん時、ひかりが…」
オレは思わずあの時の
ひかりの姿を思い出してしまい、
慌ててその邪念を取り払った…が、
遅かった。
「「「「「(今、「ひかり」って言った…‼︎)」」」」」
「ん?キャプテンてひかりさんと
付き合ってるんすか?
やっぱり年上もいいですよねぇ。」
沈黙の中、家庭科室に響き渡るデカイ声…
「……⁈(青峰…)」
「……⁈(アホなのだよ)」
「……⁈(あ〜峰ちーん…)」
「……⁈(…もう知りません)」
「……⁈(青峰くんのバカ〜)」
「あぁん?青峰〜っ‼︎‼︎
つか、おめぇら全員シメるっ‼︎
表出ろっ!」
オレは、1人残らずシメた。
さすがに桃井はシメねぇ。
あいつは厳重注意の説教だ。