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〜虹村 修造のお話〜

第12章 -キスの味-


「じゃ、もう1回最初からやり直しま…」




………チュ。






…?








「わたしも好き。」





オレのことばを遮るように、
今度はひかりさんがオレにキスをした。


「オレ、返事する前でしたよね?」


オレは思わずからかってしまった。


「わたしは、
告白する前に虹村くんの気持ちを
聞いてたからいーのー。」


ひかりさんにはかなわない。


「ファーストキスって…
ほんとにレモン味なんだね。」


ひかりさんは、
ちょっと恥ずかしそうに、
でも、嬉しそうにオレに言った。







オレはすべてが嬉しくて
ひかりさんをギュッと抱きしめた。



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