• テキストサイズ

〜虹村 修造のお話〜

第11章 -”蜂”合わせ-


黒子を見た時よりも
大きな叫び声をあげたひかりさんは
慌ててワイシャツを着て、
制服を整えていた。



「……もう…いいよ。」



声のトーンが低い。



怒ってる…よな。



だが、あれは不可抗力だ。


だいたい”男子”バスケ部の
部室で着替えている
ひかりさんのほうが悪い。


「……すみません。
でも、なんでここで
着替えてたんですか?」


ひかりさんのほうに向き直り、
一応謝ってから、ひかりさんに尋ねた。


「赤司くんが…もう誰も来ないし、
ここで着替えていいから、
職員室に鍵を戻しておいてほしい…って。」



赤司が…?あいつ…



「女子更衣室遠いし、
誰も来ないならいいかなって
思ってたんだもん…。
ノックくらいしてよー。」


恨めしそうにひかりさんが言うけど、
部室入るのに、
いちいちノックなんかしねぇし。


/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp