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〜虹村 修造のお話〜

第2章 -再会-


「あ!桜川女子の制服!?
やっぱ可愛いな〜。」
(しかも、胸ある…!!)


「おっ♪いい女〜♪」


「青峰、灰崎…
初対面の方に失礼なのだよ。」


フッと我に返ると、
相変わらずの青峰に灰崎…



あーいーつーらー。



「虹村主将、この方は…?」


まともな赤司のもっともな質問。


「あぁ。
お前らは入れ違いだよな。
この人は露木ひかりさん。
俺らの2個上で
マネージャーだった人だ。」


「露木ひかりです♪
あ、この子たち知ってる〜♪
皆うまいよね。試合観たよー。」


年上の女に褒められたからか、
珍しく青峰や緑間まで照れて
黙ってしまう。


「だろっ?
お姉さん、この後ヒマ? 俺と…



『はーいーざーきーっ。』

俺はひかりさんの後ろから、
ひかりさんには見えないように、
無言で灰崎に圧力をかける。


青ざめる灰崎…


「ありがとうございます。
監督や虹村主将たちの指導のおかげですよ。」


そんな中さらりと笑顔で対応する赤司…
もう頭があがらない。


「あ、そーだ!
もうすぐ差し入れが着くはずだから、
皆、もうちょっと練習頑張ってね。」


ひかりさんがニコッとすると、
皆やる気を出して返事をする。


昔から変わらない。


青峰や灰崎までツラれている。


「おいっ。虹村!
時間過ぎてないか?!」


やべっ‼︎
コーチに言われて、
時間忘れてたコトに気付く。


部員達に示しがつかねぇ…



「コーチ!お久しぶりです♪」


「ん?露木か?久しぶりだなぁ。
珍しいな。どうした?」


「久しぶりに
バスケ部観たいな〜って思って♪
ごめんなさい‼︎
わたしが皆を引き止めちゃったんです。
久しぶりに皆に会えて嬉しくて…
だから、今回だけ!ね?
ペナルティ無しで!お願いします。
お願い、お願いっ!」



「ん…しかたないな。
今回だけだからな。練習再開するぞ。」


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