第2章 -再会-
交流戦も終わり、
次の全中に向けて練習中…
「よし!10分休憩!」
皆一斉に座り込んだり、
スポドリ飲んだりしてる。
俺は替えのタオルを取りに部室に戻った。
タオルを取り、
体育館の近くまで来ると、
なにやら騒がしい…
「ひかりさん‼︎お久しぶりです!」
「元気でしたか〜?」
ん…?ひかり…さん?
「うん‼︎皆も元気そう♪
皆なんか大っきくなった〜?」
ビックリした…が、
俺は気にしてないかのように
普通に歩いて人だかりを覗く。
「あ!虹村くん!
虹村くんも大きくなったねー♪
キャプテンは慣れた?」
俺を見つけて
ひかりさんはすぐ声を掛けてくれ、
俺のトコへ走ってきて、
背伸びしていきなり頭ナデナデ…
…⁈⁈
「ひかりさん…
そぉゆうのいいですから…」
呆れ顔でそっけなく言う…が、
これくらいじゃ
ひかりさんはめげない。
「えー?つめたーい。
昔はもっと可愛かったのに〜(笑)」
やっぱりな。
いや、俺だってそんなことされたら、
緊張するし、
今は後輩だっているし、
恥ずかしいだろぉが…
それにしても…
2つ上なだけなのに、
中学の時よりなんか女っぽいし、
制服も似合ってる…よな。
なんて、不覚にも見とれてしまった。