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〜虹村 修造のお話〜

第52章 -旅行-


ひかり
「違うってば…だから…あれは…」


ひかりが慌ててオレの横に来た。


虹村
「ふーん?あれは…なんだよ?」


ひかりの困った顔が可愛くて、
もう少しだけ意地悪したくなる。


ひかり
「”姉弟”って言われちゃっ…」



…チュ。



ひかり
「しゅ…⁈」



…チュ…チュ



ひかり
「ん…っ…んん…しゅ…ぞ…」


…っ⁈


やべ…っ。


ちょっとだけのつもりだったのに…
ひかりの可愛い声を聞いたら、
止まらなくなってきた。


オレは深く深く…
ひかりにキスをし続けた。


ひかり
「ん…はぁ…はぁ…」


虹村
「…ん?」


やっと唇をはなし、
ひかりをみつめると、
ひかりは真っ赤になっていた。


ひかり
「修造…?どうしたの…?」


ひかりが恥ずかしそうに聞いてきた。


虹村
「ん?”生意気”っつぅから、
生意気っぽくキスしてみただけ。」


ひかり
「なにそれー⁈」


オレが笑いながら言うと、
ひかりは唇を尖らせて拗ねていた。


その姿にオレはまた笑ってしまう。


ひかり
「もう‼︎
…それにしても…広い部屋だねぇ。」


ひかりは気を取り直したように、
部屋を見回した。


今いる和室だけでも十分広いが、
さらに奥にも部屋があるみたいだし、
庭一面見渡せる縁側もある。


ひかり
「こっちの部屋、なんだろうね。」


ひかりが立ち上がり、
今いる和室との仕切りを開けると…


虹/ひ
「……⁈」


2人とも思わず声が出なくなった。


ひかりが開けた先は、
キングサイズのでっかいベッドがある
ベッドルームだったからだ。


ココで…寝るのか⁈
いや…でも…


ひかりも同じコトを考えていたのだろう。


さっきのキスもあってか、
ひかりはオレ以上に固まっていた。


虹村
「…ひかり?」


ひかり
「え⁈うん‼︎
あ!あっちも見に行こうよ!」


ひかりは真っ赤になったまま、
廊下のほうへ行った。


…テンパりすぎだろ。

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