第46章 -クリスマス-
虹村母
「ひかりちゃん、いらっしゃい♪
あら♪今日のお洋服可愛いわね〜♪」
ぎこちないまま
ひかりとリビングへ行くと、
お袋までひかりの服装に触れてきた。
ひかり
「ほんとですか⁇
ありがとうございます。
普段あんまり着ない服だから、
ちょっと恥ずかしいんですけど…。」
ひかりはまだ照れていた。
虹村母
「そう⁇すごく似合ってるわよ?
いつもと雰囲気違っていいじゃない♪
ね、修造?」
…⁈
虹村
「……あぁ。」
なんでオレに振るんだよ…。
虹村母
「なに照れてるのよ(笑)
いつになくおとなしいじゃない?」
虹村
「バッ…‼︎ちげぇよ‼︎
ちょっと部屋行ってる‼︎」
ひかりを置いてくのは
マズイかとも思ったが、
オレはそのまま部屋に行ってしまった。
・・・・・・・・・・・・
虹村母
『ひかりちゃん、ごめんなさいね。
でも、修造ったら、
ひかりちゃんにベタ惚れね♪』
ひかり
『え…⁇そんな…。』
虹村母
『あのコ、何か自分が褒められたり、
恥ずかしいとき、
いっつも”あぁ”って頷いたあと、
部屋に行っちゃうの(笑)
今のはひかりちゃんのこと
可愛いって思ってて、
わたしに言われて図星だったから、
照れて行っちゃったのよ(笑)』
ひかり
『可愛いって思っててくれたなら…
嬉しい…です…』
虹村母
『あのコ、ぶっきらぼうだし、
わかりにくいこともあると思うけど…
これからもよろしくね。』
ひかり
『はい。こちらこそ。』
オレが部屋に行ったあと、
そんな会話がされていたなんて、
オレはまったく知らなかった。