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〜虹村 修造のお話〜

第43章 -気持ち-


ひかり
「じゃあ…
もし、金髪美女で巨乳だったら〜?」


泣きべそかいてるくせに、
ひかりはスネてまた聞いてきた。


虹村
「…興味ねぇよ。
青峰じゃあるまいし。」


ひかり
「…‼︎やっぱり間があった〜!
いいもん。
巨乳になるように頑張るもん。」


虹村
「は⁉︎だから、なんでそうなるんだよ⁈
アホか、おめぇは‼︎」


思わずはおっていたストールを取り、
ひかりの胸元を見てしまった。


虹村
「つか、別に…頑張らなくても…」


ひかり
「…⁈や、やだっ!」


ひかりはまた、
オレごとストールをかけて、
胸元を隠した。



虹村
「ったく。おめぇが話振ったんだろ?」


ひかり
「そうだけどー。
でも、そんな見られるのは
恥ずかしいもん。」


ストールの中で、
ひかりがまた抱きついてきた。


はぁ…。


虹村
「ひかり…。」


ひかり
「なぁに?」


虹村
「…ったく。
胸元見られるのは恥ずかしいのに、
くっつくのは平気なのかよ?」


ひかり
「…修造とくっついてたいもん。」


はぁ…。
こっちはくっつかれるほうが、
ヤバいんだって…。


ひかり
「涙…止まった…。」


さっきまで泣いてたひかりは、
突然ポカンとしてオレを見た。



虹村
「はは…っ。
ひかりが急に変な話するからだろ。」



オレは思わず笑ってしまった。



ひかり
「…だって…。」


オレはまたひかりを強く抱きしめた。



虹村
「大丈夫だから。
金髪美女なんか興味ねぇよ。
ひかりよりいい女なんかいるかよ。」


ひかり
「え…?修造…?」


…っ。
くそっ…オレだって恥ずかしい…。
でも、正直な気持ちだ。

ひかりには伝えたい。



虹村
「ひかり…好きだ。
オレはひかりしか見てない。
どこにいてもずっと
ひかりを想ってるから…。」


ひかり
「しゅ…ぞ…。」


せっかく涙が止まったのに、
ひかりはまた泣き出してしまった。



虹村
「オレは…ずっとひかりを想ってる。
ひかりも同じだったら嬉しい。
でも…強制はできない。
もし…誰かいい奴がいたら…それは…」


ひかり
「修造っ!」


途中でひかりに止められてしまった。


ひかり
「…やっぱり同じだよ。」


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