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〜虹村 修造のお話〜

第43章 -気持ち-


虹村
「…?」


ひかり
「わたしも…ずっと修造を想ってる。
修造もそうだったら嬉しい…。
でも…強制できないのもわかってる。
誰かいい人いたら、修造も…
そっちの人に行ってもいいって…
そう思ってた…」


虹村
「ひかり……。」


ひかり
「でも…2人とも同じことを
考えてたなら大丈夫だよね。」


虹村
「あぁ。そうだな。」


オレはひかりをギュッと抱きしめ、
そのままキスをした。


誰も見てないのに、
ストールの中に隠れるようになり、
今までよりも激しく
お互いに求めあっていた。



ひかり
「修造…大好きだよ。」


いったんキスを止めると、
ひかりがオレを見上げて言ってきた。


虹村
「オレもだよ。」


ひかり
「なぁに?ちゃんと言って?」


ひかりが甘えるように
抱きついてきた。


虹村
「大好きだよ。
ひかり…大好きだ。愛してる。」


ひかり
「……っ⁈しゅ…ぞ…?」


虹村
「笑未のおかげかな…。」



オレはまたひかりを抱きしめた。
暗いから顔見られても、
そこまでわからないかもしれないが、
やっぱりオレも赤くなってた。



赤面がおさまるまで…と思いながらも、
なかなかひかりから離れられず、
オレは暫くひかりを抱きしめていた。







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