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〜虹村 修造のお話〜

第41章 -バスケ-


灰崎
「……っっってぇぇなぁ!
このっ!凶暴女っ!!」


ひかり
「前から知ってたでしょー?
もぉ…。調子に乗りすぎだし、
ふざけすぎ‼︎」


ひかりは灰崎の前にしゃがみ、
おでこにデコピンをした。



灰崎
「…いてっ。だからぁ!痛いんだって。
つか、ふざけてねぇし。」


虹村
「あぁん⁈灰崎〜!
聞き捨てならねぇな。
それ、どういう意味だよ⁈」


”ふざけてない”ってことは本気なのか?


灰崎
「べ〜つに〜。」



カチンッ‼︎




虹村
「は〜い〜ざ〜き〜っっっ‼︎‼︎」




……○☆※×◼︎○◎×△……




灰崎
「ず…ずびば…ぜん…。」




オレはやっぱり灰崎をシメた。



ひかり
「修造っ⁉︎やりすぎだよ〜。
灰崎くん、大丈夫…?」



いや、おめぇに言われたくねぇよ…。




灰崎
「なぐさめてよ、ひかりちゃ〜ん」


ひかり
「はいはい。よしよーし。」


ひかりの前でしゃがんだ灰崎の頭を
ひかりは棒読みで言いながら撫でた。



それもなんだか腹がたつ。
オレはひかりを引き寄せた。



虹村
「おめぇ、最近学校も来てねぇのか?」


ひかり
「そうなの?」


灰崎
「別に。行きたいときだけ行くから。
じゃ、オレ、行きますね。」


ひかり
「灰崎くん!」


灰崎
「ん?」


ひかり
「またあの公園で会ったら…
灰崎くんも一緒にバスケしようね。」


灰崎
「…⁈はぁ⁈やるかよっ。」



反抗的だったが、
灰崎はどこか嬉しそうだった。



そして、灰崎はオレの横に来て、
最後にオレの耳元で囁いた。




虹村
「な…っ⁈」



一言だけ言うと灰崎は行ってしまった。



ひかり
「灰崎くん、なに言ってたの?」



虹村
「…なんでもねーよ。」



んなこと、ひかりに言えっかよ。












『遊んでないで
早くヤることヤったほうが
虹村さんの体にもいいっすよ〜』





灰崎はとんでもないことを囁いて、
去っていった。




つか、あいつ…
なんでまだそこまでいってねぇって
わかんだよ…


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