第28章 -1on1-
青峰
「…マジかよ⁇」
さすがの青峰もポカンとしていた。
周りの部員たちも。
もちろんオレもだ。
ある程度は予測していたが、
ここまでとは思わなかった。
ひかり
「何のジュースにしよっかな♪」
当のひかりだけはケロリとしていた。
青峰
「まだだっ。
まだオレのオフェンスが残ってる!」
悔しかったのか、
青峰はすぐに切り替えた。
だが、青峰のオフェンスも
ゴール下に行く前にひかりが止めた。
ひかりの勝ちだ。
ひかり
「青峰くん、油断してたでしょ?
油断ていうかわたしのこと
相手にしてなかったもん。
でも、青峰くんより強い人は、
まだ意外といるんだよ♪」
ひかりは座り込んでる青峰の
前にしゃがみ、
ニッコリ微笑んで言った。
ひかり
「ま、今のは青峰くんの油断が
あったから勝てたようなものかな。
あ、あと修造にシメられてたからか♪」
ひかりはクスクス笑っていた。
ひかり
「全中…頑張ろうね。」
ひかりは青峰の頭を
ポンポンとしてから立ち上がった。